2003.06.28
平成15年度第1回生活指導・母親代表委員会(合同)
日時:平成15年6月28日(土)
場所:明倫高等学校
平成14年度活動報告並びに平成15年度活動計画報告の後、講演に移りました。
演題:「教育相談から見えること」
講師:浦田 肇 先生
(石川県教育センター)
日々、色々な相談を受けておられる先生から、今の子どもたちが抱えている様々な問題について、示唆に富んだお話を伺いました。以下にレジュメ(要約)から重要な部分を抜粋いたします。
◎子どもたちが期待している大人とは:「話をよく聞いてくれる人」「信頼できる
人」「プライバシーを守る人」
◎子どもが「自分も捨てたものではない。
皆の中で生きていい人間なのだ。自分も
価値ある人間なのだ」と他者とのかかわ
りの中で実感できるよう、大人は子ども
へのかかわりを工夫しよう。
ヒント・ 大人としての私の生き方を、直
に伝える:いくつもの大人の生き方に
直に触れ、子どもは生き方のモデルを
持つことができる。
ヒント・ マナーを教えしつける(大人が
モデル):マナーは社会生活や対人関
係を快適にする。
ヒント・ 食事・睡眠に配慮し、安定した
生活リズムを作る:体を生き生きさせ
る。
ヒント・ 明日を、心楽しく待ち受ける:
脅かしたり、不安の種をまいたりしな
い。
お話の中で、「お母さん。時にはお子さんに、背中を貸してあげてください」とのことでした(特に男の子に)。何のことかとお思いでしょう。つまり時々は子どもに肩をもんでもらってくださいということでした。子どもは母の肩をたたいたり、もんだりしている間に、十分に母に依存する。そして心の中の不安や不満が自然と薄められ、又自分で歩き始めることができるのだとおっしゃいました。自分よりも大きくなり、すっかり大人びた我が子に、今さらスキンシップなんてと思いがちですが、やはりいくつになっても母のぬくもりは大事なのでしょう。
♪かあさん 白髪がありますね タントン
タントン タントンタン♪
母の頭に白い物を見たとき、子どもはやはり少し大人になるのかもしれませんね。
参加者:生活指導委員
高田・竹澤・山本
母親代表委員:吉浦・上田