2010.04.14
平成22年度 入学式 石山PTA会長 祝辞
日時:2010.04.08
不順でありました天候もようやく落ち着き、春の日差しを全身で感じることができるようになり、桜の花が満開の中、本日、金沢泉丘高校の入学式にあたりPTAを代表いたしましてお祝いを申し上げたいと思います。
改めまして、新入生の皆さん、ご入学 誠におめでとうございます。また、保護者の皆様におかれましても本当におめでとうございます。
新入生の皆さんは、義務教育課程を無事に終了し、大変な努力をなされた成果として、見事伝統ある金沢泉丘高校の入試に合格を成され本日入学式を迎えることとなりました。皆さんは保護者の皆様ともに本日を心待ちなされたことと存じます。
高校教育は本年度より環境の変化が御座いますが、皆さんは自ら本校を選択なされ本校の生徒になるわけであります。選択をなされたということは、責任が伴うということになります。義務教育と完全に区別されることは、自ら望んで教育を受けるということを選んだということになります。改めて、新入生の皆さんは保護者方々に、環境を整えていただいることへの感謝とともに教育を受けさせていただくという喜びとお願いの決意を伝えていただきたいと思います。ご家庭の中で、新入生の皆さんは改めて感謝の気持ちとこれからの決意を伝えていただきたい。‘恥ずかしがらずに‘です。また、保護者の皆様は真剣に受けていただきたいと思います。‘照れずに‘です。新たなスタートをきる節目にしていただきたいと思います。今までとは違った新たな環境に身を投じていくことの自覚と、自ら進んで学びを勝ち取るぐらいの意気込みで能動的に行動をしていただきたいと思います。
さて、皆さんはアイザック・ニュートンをご存じのことと思います。ニュートンはリンゴの木からリンゴの実が落ちることからヒントを得、万有引力の法則を発見しました。そのお陰で現代社会に生活するもののほとんどが地球に引力があることを知っています。しかし、太古の昔より、リンゴの木からリンゴの実は落ちていたという事実があります。ニュートン以前の人たちは、リンゴの実が落ちるのは‘当たり前‘であるとか、‘知っているつもり‘になって興味を示さなかったのでしょう。
その中で、ニュートンは興味を持ち、原因を探求していきました。われわれは普段の生活の中で、どこをスタートにするかで全く違う結果になります。
‘当たり前‘、‘知っている‘、‘つもり‘からはなかなか進歩は生まれません。
興味を持たなければ何も始まりません。学んでみなければ知らないということさえ知りません。自らの既成の概念に囚われることなく、能動的に行動を起こす指針としてニュートンの話をさせていただきました。
これから、幾度となく本校の教育理念であります‘心身一如‘という言葉を耳にすることでしょう。心と体の成長を願う高い教育理念であります。高校生として、また、らしく、エネルギーに満ち溢れた時間を過ごしていただくために何事にも積極的に全力で取り組んでください。皆さんは、大人へのステップを踏むため、大事な過程に位置しております。スポンジのようにすべてを吸収することができる能力をもっています。勉強はもとより、部活動、学校行事、すべてが皆さんを成長へと導いてくれことと思います。是非とも充実した高校生活の貴重な時間をすごしてください。それを叶えてくれる環境を持った学校が金沢泉丘高校であると思っています。伝統ある本校の諸先輩方もそうであったように、その根本としての‘心身一如‘という言葉を心に刻んでいただければ幸いです。新入生の皆さんが希望に満ち、沢山のことを経験し、すばらしい成長を遂げる三年間であることを改めて祈念し、改めてお祝い申し上げます。
最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、お子様方のご入学を心よりお祝い申し上げます。また、これからのPTA活動に関しまして、ご理解とともにご支援、ご協力を賜りますよう切にお願いいたしまして、私の入学式の祝辞とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。
平成22年4月8日
金沢泉丘高校PTA会長
石山 直哉