Kanazawa Izumigaoka High School PTA
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2019.10.25
「生き方」講演会
日時:2019年10月25日(金)14:00〜15:30
場所:本校 啓泉講堂
探検家であり、人類学者であり、医師である関野吉晴さんによる講演会…いったいどんな方なのか、興味深々で参加した。大学在学中に何度も通ったアマゾンや南米で出会った先住民の顔が自分の知り合い(日本人)にどことなく似ている…彼らのルーツをたどってみたい、自分たちはどこから来たのか、という気持ちから関野さんの旅は始まったようだ。アフリカで生まれた人類がたどった旅というより、移民と言った方が正しい気がする長い長い足跡を、逆ルートでたどるうちに「当たり前のことが一番大事」ということに気づかされたという。さまざまな国で、かつて不自由な暮らしをさせられた人や、決して便利ではない社会で生活している人と触れ合い、語り合ううちに自分が当たり前だと思っていたことは決して当たり前ではなかったと気づいたという。そんな「気づき」を共有できるのでは…という思いもあり、次の、日本にやってきた人々の南方ルートをたどる旅では、学生や学生0Bにも舟づくりに参加してもらった。砂浜で砂鉄を集めて「たたら製鉄」をして鉄の工具を作ったり、サンゴやココナツオイルを混ぜてペンキにしたり。化学式が関野さんの口から出た時、会場は少しどよめいていた。南方ルートの旅は3年もかかったらしいが、参加した学生たちは何かに気づくことができたのだろうか…。もっと詳しく聞きたいところで、時間となり質疑応答。新しい目的へのモチベーションの保ち方は?という生徒からの質問に対し、「僕はモチベーションが下がったことがないんですよ。なぜなら好きでやっていることだから。自分でやりたいと思って始めたことだから。」とおっしゃっていた。話を聞いている生徒たちも、そんなふうに好きで一生続けられることを見つけてほしいと願う講演会だった。
関野吉晴さん。穏やかに話は進む。
映像の続きを、思わず見たくなる。
粟田PTA会長から「弱い人たちからできている日本人だから「和」を大事にするのかと感じた。」と感想も含めた謝辞。
生徒会の上松くんより花束贈呈。
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