Kanazawa Izumigaoka High School PTA 石川県立金沢泉丘高等学校
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活動報告 20/408
2022.11.02 『生き方』講演会 日時:2022年10月24日 場所:啓泉講堂
毎年、各界で活躍されている方々をお招きし実施している『生き方』講演会。
今年度は、堤 敦朗 氏 (金沢大学 融合研究域 教授)を講師にお迎えし、
「自己実現の向こうにーNot compare with people but connect with othersー」という演題で講演していただきました。コロナ禍の影響で、全校生徒が啓泉講堂に会するのは3年ぶりです。

自己紹介ののち、講演のスタートから世界で活躍する堤先生ならではの
難民を1番多く受け入れている国は?
難民を1番多く出している国は?
という質問があり、答えを相談して会場はざわつきます。何人かの生徒が直接答え、一気に話に引き込まれていきました。
前半、2022年8月、ヨルダンなどを訪れ難民問題に取り組む研究者たちとの交流の映像を見せて頂きました。世界の研究者たちから泉丘生に向けてのメッセージ映像もありました。
2019年12月4日アフガニスタンで銃撃され亡くなった、中村哲医師との出会い、交流、また、ご自身が世界で活動したいと考えてからの大学生活時の思い、世界で活躍するようになられて得た体験や、考え方、そして研究者としての厳しい視点。いろいろなお話しをして頂きました。
胸に突き刺さるような感動を覚えた言葉をいくつか紹介させて頂きます。

生きることが目的ではない。
どう生きていくか問われる。
人に何か与えられるのではなく、何を生み出すか、何を与えるか、何を変えていくかと考える方が価値があり、楽しい。

自分の社会的ミッションは何か?それをとことん考える。

人と繋がることは難しいが、大きなことができる。
人と比較することは簡単で、小さいことしかできない。他人と比較する事は自分1人でできるから。
しかし、自己を高め、相手を高める為の比較はより大きなものを生み出す。

受験は自己実現の為の手段。過去の自分より成長する事に重きを置く。

皆それぞれ、心に留めておきたい言葉があり、一言一句逃さないようにメモをとる泉丘生の姿がたくさんありました。
最後は、何か思ったら外に出てみる。疲れたら帰ってくる。それを繰り返して、自分のコンフォートゾーン(快適な空間)を広げていく。
自己実現を自分の胸に。と、締めくくられました。
講演後の質疑応答では、生徒たちから、進学に関する質問、講演の内容から感じた難民問題解決の為の疑問などがあがり、堤先生はご自身の体験談をまじえながら真摯に答えて下さいました。

PTA副会長の謝辞、生徒会長水上さんによる花束贈呈にて講演会は終了となりました。
堤先生、大変貴重なお話しをありがとうございました。

金沢大学・堤先生 生徒たちに世界で起きている現実を熱く語られました

最前線で活躍する方の貴重なお話を、全校生徒が講堂に集まり共に聴講。三年ぶりの景色です。

生徒から感心するような質問が幾つも上がりました。堤先生の的確な答えが返ってきて勉強になりました。

退場される堤先生。生徒たちの心に小さな灯を点すご講話を、ありがとうございました。


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