Kanazawa Izumigaoka High School PTA 石川県立金沢泉丘高等学校
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活動報告 316/394
2006.03.06 平成17年度 卒業式 PTA会長 祝辞 日時:2006.03.06
卒業生の皆さん、本日は誠におめでとうございます。PTAを代表して心よりお祝いを申し上げます。そして、3年間、卒業生達を見守り、ご指導して下さった先生方、保護者の皆様に心からの感謝を申し上げます。

 さて、卒業生の皆さんは、今、どのような思いでこの式に臨んでおられるでしょうか。三年前、桜が満開の入学式、初めて顔を合わした同級生、春の遠足、球技大会、韓国への修学旅行、記念祭、そして、必ずやってくる中間試験、期末試験。楽しったこと、苦しかったこと、うれしかったこと、悲しかったこと。それらが走馬灯のようにめぐっているのではないでしょうか。そして、今、前期日程の結果を待ち、後期日程を控えたこの時期、ひとり一人、様々な思いを抱いていることでしょう。しかし、この伝統ある高校、多くの友達、先生と共に学んだ三年間は、長い人生の中ではたったの三年間でも、将来、社会へ巣立つ為の人間形成の基礎となる大変に貴重な時期であり、また、精神の故郷でもありました。

 皆さんはこれから、共に学んだ友と別れ、恩師の元を離れ、親から巣立ち、自分の道を進んでいく訳ですが、創立以来百十二年、当校卒業生は、石川県内はもとより、全国、世界中、政治、経済、学問、医療、あらゆる分野で各界のリーダーとして活躍しておられます。その仲間入りする皆さんは、県内トップ高校の卒業生としての、誇りと自覚を忘れないで欲しい。

そして、次の三つのことを、覚えていて戴きたい。まず、「野次馬根性と挑戦」です。これから、家や学校では学ばなかった社会のこと、政治経済のこと、世界のこと、ありとあらゆることが、シャワーのように押し寄せてきます。外に眼を向け、大きな視野で、これらに関心を持ち、挑戦してください。皆さんの能力、可能性は無限です。人生では、挑戦して失敗したときの後悔よりも、行動を起こさなかったことの後悔の方が大きいのです。どしどしチャレンジしてください。

 次は、二つの「じりつ」です。もう自分の足で歩いてゆかなければならないのですから、「自立する」ことが大切です。しかし、ひとり立ちしたんだから自己責任だと言って、好き勝手に何んでもやっていい訳ではない。自らをコントロールする「自律」が必要です。自分を見失うと、人生そのものまでも失ってしまいます。

 三つ目は、「心身一如」という校訓です。その意味は、「心と身体は一つもの。どちらか一方が欠けて、他の一方だけが存在すると言うことはない」と言うことです。悩みがあれば、身体が重く、行動することが億劫になり、自分は世界一不幸な人間だと思つてしまう。反対に体調が良いと、頭がスッキリし、よいが考えが浮かび、することが全てうまくいくような気分になる。人間は感情で行動する動物です。常に心身とも健康であるように心掛けてください。そして、自分というものをよく見つめ、自分は何んなんだ、自分にはやるべきものが必ずあると、常に問いかけて欲しい。そうすれば、自分は何を目指しているのか、今、何をしなければならないのか見えてきます。Boys be ambitious。青年よ、大志を抱け。それを成す為には、まず、自己という存在が出発点です。

 最後になりましたが、泉丘高校での学び、友との語り合い、先生方の献身的な指導、そして、親への感謝の気持ちを忘れずに、これからの大学生活、社会人としての人生を、自ら切り拓き逞しく生きていかれることを切望し、お祝いの言葉とします。

平成十八年三月六日
石川県立金沢泉丘高等学校PTA会長 別川 稔






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